音楽図書館協議会:Music Library Association of Japan


「MLAJ研究セミナー2005」開催についてのご案内 


 

第7回 図書館総合展フォーラム
音楽図書館協議会 秋の研究セミナー

聞こう、話そう、著作権問題!
「音楽図書館と著作権」〜解決の道を探る 
 

【企画意図と内容】

 「音楽資料(楽譜、録音資料、映像資料)」を取り扱う音楽図書館の館員にとって、著作権の正しい知識を身につけ、権利者と利用者との間の円満な関係を築くことは、今日、大変切実な課題となっています。音楽図書館協議会では、著作権委員会が企画した2002年MLAJセミナー(同志社女子大学)におきまして音楽資料と著作権をめぐる全般的な動向について研修を実施しましたが、この度、IAML(国際音楽資料情報協会)日本支部との共催で、「音楽図書館と著作権」をテーマとした第2回目の研修を実施いたすことになりました。今回、本セミナーでは、近年の法改正の動きや、著作権産業の地位向上の中でますます切実化している問題の解決を目指して、講演に加えて、映像資料や楽譜の著作権問題をテーマとした懇談会も開催いたします。
 幸い、著作権思想の普及に長年尽力されている黒澤節男先生と、新しい視点から音楽を研究されている新進気鋭の増田聡先生を講師としてお招きできることになりました。両先生のお話を伺い、問題点や解決案を率直に話し合える充実した研修会にできたらと願っております。
企画:MLAJ著作権専門委員会(民音:上妻、名古屋芸大:太田、全音:田中、国立音大:市川)

共 催 IAML(国際音楽資料情報協会)日本支部
会 期 2005年12月1日(木)、2日(金)
会場 12月1日(木)パシフィコ横浜 (アクセスマップ
(※12月1日は「第7回図書館総合展」企画の一環として一般公開にて開催します。)
12月2日(金)日仏会館アクセスマップ
会費 12月1日(木) 無料
  12月2日(金) 2,000円(昼食代含む)
申込 11月14日(月)までに所定の申込用紙に必要事項をご記入の上、事務局宛FAXまたは郵送でお知らせ願います。
【日程・内容】
12月1日(木) パシフィコ横浜 第2会場(アネックスホールF202)
15:00   受付開始
15:25   開会挨拶  秋山博正 理事長
15:30   講演「音楽図書館と著作権」 ・・・ 講師 黒澤節男 先生
17:00   終了
     
12月2日(金) 日仏会館 会議室(501号室)  
 9:30   受付開始
10:00    講演「音楽メディアの多様化と著作権制度」 ・・・ 講師 増田聡 先生
12:00   昼食兼交流会
会場:トランジットカフェ(別紙地図参照)
14:00   懇談会「著作権問題の解決を目指して」
司会進行:著作権専門委員
アドバイザー:黒澤節男 先生
    テーマ
(1) 映像資料の上映・貸出をめぐって
(2) 楽譜の複製について
(3) ほか
16:30   閉会
     

【講師紹介】

   
    黒澤 節男(くろさわ せつお)
1941年、 長野県に生まれる。1965年、早稲田大学第一法学部卒業後、文部省入省。
1973年から10年間、文化庁著作権課調査係長を務める。1983年、東京学芸大学附属図書館閲覧課長を経て、東京工業大学、一橋大学、広島大学の各附属図書館に勤務。その後、1997年、九州芸術工科大学教授、2003年、九州大学大学院芸術工学研究院教授。2005年3月、定年退職後、九州大学附属図書館研究開発室特別研究員の肩書きで著作権のアドバイザーとして活躍中。最近の著書『Q&Aで学ぶ図書館の著作権基礎知識』(太田出版 2005.2)の中で、「文化の発展をめざす著作権法の真の伝道者に相応しいのは図書館職員の方々であろう」と力説。
     
    増田 聡(ますだ さとし)
 1971年、北九州市に生まれる。2000年、大阪大学大学院文学研究科芸術学専攻博士後期課程修了、博士(文学)。明治学院大学、国立音楽大学、法政大学の各非常勤講師。専攻は、音楽学、メディア論、文化社会学。関心は、ポピュラー音楽の美学的構造、文化産業論、著作権論等、多岐にわたる。著作権関連の論文としては、「音楽『著作権』の誕生−近代日本における概念の成立と流用−」(鳴門教育大学研究紀要(芸術編)第17巻、2002)、「音楽著作権の文化的効果−『大地讃頌』事件を検討する」(国立音楽大学研究紀要第39集、2005)等がある。最近の著書『その音楽の<作者>とは誰か−リミックス・産業・著作権』(みすず書房、2005.7)は高く評価され、朝日新聞のインタビューを受ける。(9.28夕)